中国骨董の堆朱の特徴
堆朱とは彫漆の一種
堆朱とは彫漆の一種で、「ついしゅ」という読み方をします。彫漆とは、器物の素地に色漆を何層にも塗り重ねて、塗り重ねた漆の層を彫刻刀で掘り込み、文様をレリーフ状に表す「漆工技法」の総称です。
堆朱の歴史は古く、中国の宋の時代以降に盛んに作られるようになりました。日本に渡来したのは、平安末期から鎌倉時代といわれています。日本でも室町時代以降に、本格的に製造がはじまりました。
日本では表面が黒いものを「堆黒」、朱色のものを「堆朱」、黄色のものを「堆黄」と分けて呼ぶこともあります。
中国の堆朱は、「剔紅(てきこう)」と呼ばれることもあり、中国漆器を代表する技法として、古くから現代まで盛んに作られてきました。
堆朱は、完成までに膨大な時間や手間がかかる以外にも高い技術が必要とされるため、本場である中国はもちろん日本においても、昔から高級品とされ大切にされるとともに骨董品の取引市場も高い価格で取引されています。
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