唐物ってどんなもの?
中国から渡来した輸入品の総称
唐物とは、中世から近世にかけて中国から日本に渡ってきた輸入品の総称のことです。
狭義の唐物になると、宋、元、明の時代に作られ日本に渡ってきた美術作品のことを唐物といいますが、江戸時代以降に長崎で行われた貿易で扱われた舶来品全般を唐物と呼ぶこともあります。
唐物の「唐」とは中国を指す言葉で、必ずしも唐の時代に作られたものを指す言葉ではありません。
唐物が日本に多く入ってきたのは室町時代であると言われ、当時の唐物は書院に置かれることも多かったことから、神格化されることもありました。
唐物には絵画をはじめとして、天目茶碗や茶入などの茶道具、陶磁器や青銅器などがあり、このような中国の美術品の中には骨董品として高い価値がある品物も少なくありません。
唐物茶器は、かつての戦国大名である織田信長が収集し、論功行賞に用いたほど価値があるものもあります。また、朝鮮半島からの舶来物である高麗物にも高い価値があるものがあります。
このように長い歴史と文化を持つ唐物は、日本の骨董市場で高価で取引されるものも多くあります。
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